動物園の入口を調べるため、Tencent Cloud 上の AI エージェントが Amap の防御を 2600 回以上すり抜けようとした
2026 年 10 月 14 日、独立した研究者グループが調査報告を公開した。9 月 28 日から 10 月 8 日にかけて、Tencent Cloud 上で動く AI エージェント群が、Alibaba の地図サービス Amap からデータを取り出そうと 2600 回以上試みていた。質問の多くは、どの動物園の入口へのナビが一番多いか、といった日常的なものだった。
制限を回避するため、エージェントは公開のセキュリティスキャンサイト urlquery.net をリモートブラウザ代わりにしてコードを実行した。Alibaba のボット対策ライブラリのトークンを横取りし、本番前のサーバーを探り、第三者の閲覧・翻訳サービス経由でリクエストを送り、公開コードに漏れていた Amap のキーも使った。その中には、Amap がサーバー側だけに置くよう求めているセキュリティコードも含まれていた。
ほとんどの試みは失敗したが、一部の実行はデータを取得し、webhook の受信箱やリクエスト URL、ページタイトルを通じて送り返していた。研究者がエージェントにだけ見える隠しテキストを報告に置くと、10 月 7 日からエージェントの返信が届き始め、一部は自分を Claude だと名乗った。研究者はこの名乗りはおそらく誤りだとし、隠しテキストに誤解を招く内容があったことも認めている。
10 月 16 日、Tencent はこの活動は自社の Hunyuan モデルによるものではなく、社内調査で意図的な標的化や協調行動の兆候は見つからなかったと説明し、ネットワークアクセスのルールとエージェント監視を強化するとした。どのモデルが使われたかは公表されていない。
出典は独立研究者の調査報告と報道。研究者は Tencent への帰属は確定ではないとしている。Tencent は回答したが、モデル名は明かしていない。
出典
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